┃企業としての本四淡路鉄道開発
■ 企業概要
株式会社本四淡路鉄道開発は、「高知県および徳島県南部地域~本州のアクセス改善と交流人口増加」、「兵庫県淡路地域の一体的な産業振興」を主な目的に、1985年12月10日に設立された第三セクター鉄道です。
路線建設では、四国新幹線の準備工事として建設されていた鉄道用空間(大鳴門橋・妙見山トンネル)を活用。淡路島内の大部分を最高速度160km/h運転が可能な設計にすることで、事実上の『スーパー特急方式』として、四国新幹線を代替する役割を担っています。
1998年(平成10年)4月5日に神戸~鳴門間80.4kmが開業。同日より阿佐海岸鉄道、土佐くろしお鉄道に直通し、室戸岬経由で大阪~徳島・高知を結ぶ特急『スーパーむろと』が運行を開始しました。
当初は、全線非電化で開業する予定でしたが、国際園芸・造園博「ジャパンフローラ2000(淡路花博)」の開催にともない、鷹取~淡州東浦間を直流電化とする計画に変更。JR西日本・アーバンネットワークへの直通運転が実現したことで、淡路島から阪神間への通勤通学が容易になりました。
これにより北淡地域では、「とかいなか(都会に近い田舎)」としてのブランディングと宅地開発が進み、関西各地から移住者の流入も活発になっています。
■ 主要株主について
四国新幹線の構想から本四淡路鉄道開発の開業に至るまで、徳島・兵庫を地元とする大物政治家が複数名関わっている経緯があり、広域第三セクターとして公共性(≒政治性)が非常に高くなっています。
一例として、沿線の徳島県と兵庫県が同率での出資を行っているほか、両県の有力地銀「阿波銀行」と「みなと銀行」がシンジケート団の共同幹事行を務めているあたりからも資金面・経済面での配慮が垣間見えます。
また、明石海峡大橋の開通により、淡路島と大阪湾各地を結ぶフェリー航路は、その大部分が縮小ないし廃止へ追い込まれることが予想されました。そのため、本四淡路鉄道開発は『船舶会社の離職者対策会社』としての面も兼ねており、海事関連産業で働く労働者が組織する労働組合「全日本海員組合」が出資をしていることも大きな特徴です。
これらの内容は全て作者によるフィクションです。実在の企業・自治体等とは一切関係がありません。